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南方先生と剣 つづき。


記事が前後してしまいました。。。

一昨日の記事の続きです。リンク!→南方先生と剣。



南方先生の剣に藤蔓を付けるかどうか迷っていた時に、ふと思い出した物があります。

これです。

南方先生と剣 つづき。_f0351853_20151516.jpg


何年も前に何となく思うところがあって購入した指輪なんですけど、ちょっと不思議なデザインで。

ピラミッドが連なっている連と、植物の連の2連に見えて実は1連の指輪です。

ピラミッドの方は何となく文明社会の象徴のようにも見え、植物の方は自然界の象徴のようにも見え。

植物の方を下にすると、自然界が文明社会を支えているようにも、文明社会が自然界の上に社会を形成しているようにも見えます。

逆にしてみると、こんな感じ。

南方先生と剣 つづき。_f0351853_20192031.jpg

自然界が文明社会を侵襲しているようにも、また自然界が何かから文明社会を守っているようにも見えます。

しかし不思議なことに植物が下の時と違って、私には文明社会が自然界を支えているようには見えないのです。

個人の感想なので違う意見もあると思いますが。

自然界と文明社会のバランスはどのようなものがベストなのか私如きには計り知れませんが、この安物の指輪がヒントをくれているようにも思えるのです。



南方先生 「それで私の剣に藤蔓を巻こうと思ったのかい?」

musica 「それはちょっと違う気がします。藤葛を描こうとしたら何故かこの指輪を思い出したというか」

み 「藤葛はなぜあの形にしたのかい?」

m 「ただ剣に巻くのもちょっと違うなと思って。はじめは水引の結び方を参考にしていたのですが、いまいちピンときませんで。それで、心の師匠であるヴィンチ村のレオちゃんの作品を参考にしました」

み 「ほう」

m 「後で教えてもらったのですが、文様によって結界を作る事が出来るそうで、藤蔓を剣に描く事によって剣の人を殺めるという能力を抑え、南方先生の護る剣を表現することが出来たらいいなと今は思っています」

み 「そうか」

m 「はい。で、ものは相談なのですが、この後藤蔓を剣に巻くかどうかなのですが・・・」

み 「君の好きにしなさい」

m 「・・・上の人の包容力と言うか無条件に人を受け入れる愛情の深さはですね、時として私に迷いを生じさせるのです」

み 「・・・格言のようだね。しかしこの場合の迷いとは、他人に自分の絵が受け入れられるかどうか、つまり、君が自分の意思よりも他人の意思に重点を置いている証拠ではないかね?」

m 「痛いところを突いてきますね・・・」

み 「君の魂がより輝くことが出来るのならば、今、君を少々傷つけることも私はいとわないよ。
自分の思うように描きなさい。私はそれで満足だよ。そして迷ったら心の師匠を求めなさい。彼はきっと応えてくれると思うよ」

m 「私を助けろ!」

み 「それはちょっと違うかな・・・(溜息)」






Commented by みかづち at 2014-07-16 13:33 x
はじめましてm(_ _)m
大変参考になる記事、わくわくと拝見させていただきました。
「剣」は「人を殺める能力」が前提なのですね。封印はいつか解かなきゃならないものって気がしました。
「剣」さんが、争いの元になるいろんな「壁を打ち壊して進んでいくエネルギー」なんかになったら楽しかも( ´ ▽ ` )ノ?なんていうふうにも思いました。問題提起とシェアをありがとうございましたー(^ω^)

あ、剣に植物をからめると「あの杖」っぽいですねw
Commented by garoumusica at 2014-07-16 20:35
みかづちさん、コメントありがとうございます。

>「剣」は「人を殺める能力」が前提なのですね。封印はいつか解かなきゃならないものって気がしました。

この一連の南方先生との会話っていうのは、あくまで今描いている絵の話なのですよ。
で、この絵の剣はあくまで「護る剣」との事なので、このような対応になっているのです。

「剣」は「人を殺める能力」が前提と言うのではなくて、一連の南方先生の記事にもありますように、剣は一般的に人を殺める道具として認知している人が多い、との事なのです。
それ故この絵ではその一般的な認知に対してどう対応するのか、という事がキーワードなのです。

そこのところをご理解いただければ幸いです。

>「剣」さんが、争いの元になるいろんな「壁を打ち壊して進んでいくエネルギー」なんかになったら楽しかも

そうですね~、ミの字の親分なんかはバサーッとやって来て、ビューンて剣を振りかざして問題を解決し、魅惑の微笑みをひとつ残して去って行くイメージですよね~。

>あ、剣に植物をからめると「あの杖」っぽいですねw

すんません、何の杖かさっぱりです。。。
Commented by みかづち at 2014-07-17 00:16 x
表現するにあたっての、広い視点からの考えなのですね!
私にはそこまで見えてなくて、、、すみませぬ(ー ー;)
でも違った観点を教えてもらえて、思い切ってコメントしてみて良かったです。人に伝えるということに真摯に取り組んでおられる感じがしました。
そしてとても誠実なお返事をありがとうございました!
ミカエルさん(かな?)となると、剣のイメージガラッとかわって感じられますね(^^)
どんな雰囲気の存在なのかっていうことも伝わってきて楽しい!絵描きさんの目線って本当に面白いです。

「あの杖」は、、、カドーケウスみたいだなって
護るというか治す剣ですね( ´ ▽ `: )
なんかステキだったんでつい、、、。絵のコンセプトと関係ない話をすみません(ー ー;)
Commented by garoumusica at 2014-07-17 06:41
みかづちさん、こちらこそ続けて読んでいないと分からない記事にしてしまってすみません。。。

思い切ってコメントしてくださってありがとうございます。
いろんな考え方があるから面白いし、世の中発展していくのでしょうねー。

>真摯に取り組んでおられる
あー・・・、監視がついてるんで・・・。四六時中・・・。

>カドーケウス
画像を検索してみたら「あーあれか!」でした。
そんなカチョイイ名があったとは!
新しい知識を得られました、ありがとうございますです。
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by garoumusica | 2014-07-16 05:55 | 南方先生 | Comments(4)

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