自己イメージを塗り替えてみよう☆その2
2015年 03月 04日
割れっちまった悲しみに 今日も小雪の降りかかる
by 中原 musica 中也
ス 「4年前、薬の副作用で体重が2ヶ月で10キロ増えた事があろう?」
m 「あー、ステロイドを内服した時ですねぇ。。。体重は増えるは髪の毛は半分以上抜け落ちるはで大変でした。今は元通りになりましたが」
ス 「うむ。その姿を見た時の君の脳は、それを君だと認識しなかった」
m 「まぁ、そんな感じですかね・・・。髪の毛はスカスカだけど万遍なく残っていたので特に違和感は覚えませんでしたが、体重の増加に関しては面白い体験をしました」
ス 「うむ」
m 「その頃は月に1回の通院の時にしか外出していなくて、普段は鏡で全身を映す事は無かったので、10キロ太ってもあんまり実感は無かったんです。入浴時に洗面所で上半身を鏡に映して、ウエストのくびれが無くなったな~くらいで」
ス 「うむ」
m 「で、月一の通院の日に服を着替えたら、なんだか腕がきつい。おまけにスカートが太ももから上に上がらない。仕方ないのでウエストがゴムのスカートをはいて、出かける前に鏡で全身を確認してみたら、自分の記憶の中にある自分の姿と、鏡に映っている自分の姿が違う!服の着用イメージも全く違う!もう、魂が別の身体に入っているような感覚を覚えまして」
ス 「ほう」
m 「あまりにも急に太ってしまったので、脳に記憶している自分の姿と現実の差が激しくて、脳が自分だと理解しなかったようで。ものすごく違和感があったんです」
ス 「脳の中に記憶されている自己イメージが刷新されていなかった」
m 「多分そんな感じです。とにかく違和感違和感、なんか変だ、なんか気持ち悪いの連続で。でもこの違和感が無くなって新しい姿に脳が慣れてしまったら、元の体重には戻らないだろうという予感があったので、とにかくその違和感が無くならないように努めました」
ス 「うむ」
m 「それから何か月かは薬の服用が続いたのでダイエット等はしないで、とにかく新しい姿に慣れないようにこの姿は今だけのものだと自分に言い聞かせたり、服も普通の値段の物を体型に合った物に買い替えてしまうと、『服を買い替えるのにお金もかかったし、もうこのサイズの服に合う体型でいいや』って思ってしまいそうだったので、ヤ〇オクで落札した服を、とりあえず今着るだけの物として割り切るようにしたり」
ス 「脳が君の新しい体型を『自分自身の姿』として認めない様にしたのだね?」
m 「はい。今まで買った服を無駄にするのが本当に嫌だったので」
ス 「・・・」
明日も続きます。
by garoumusica
| 2015-03-04 05:00
| スーさん
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