『八雲立つ』に学ぶ その1。

昨日に引き続き、漫画で学ぶシリーズ第2弾!

今回は『八雲立つ』です!←気がつけばシリーズ化。

今回の漫画も先日Kindle無料でダウンロードしたもので、今も無料中の様なのでご興味を持たれた方はどうぞ→八雲立つ



無料コミックを見ていたら、気になるタイトルがありまして・・・。

八雲立つ・・・、スーさん!?

私もすっかりスーさんっ子ですね、ついついそれらしいタイトルに反応してしまいます。

「八雲立つ」は1992年から連載された作品だそうで、あらすじは「七本の神剣を集め、古代の怨念を昇華せよ! ──島根県の山奥の村で49年に一度だけ行われる秘祭・神和祭(かんなぎさい)の取材に同行した七地健生(ななちたけお)は、巫女として舞っていた少年・布椎闇己(ふづちくらき)と出会うが…!?」です。

古代の怨念っていうのが素戔嗚の怨念だそうで・・・。

作中にはこうあります。



「素戔嗚の破壊と戦いへの願望に(人々は)操られる。古来出雲では良質の砂鉄を巡って戦乱が絶えなかった。神話にあるヤマタノオロチとは略奪にやって来る南方系海人族を示す。これらを退治したのが一部族の首長だった"スサノオ”だ。

彼はこの時から全出雲族を支配下に置き勢力を拡大する。海人族の製鉄技術を取り入れ、出雲の砂鉄でもって更に強固な鉄剣を造っていく。これに大和朝廷が目を付けた。

スサノオとは出雲の英雄に与えられる名だ。だからこの時徹底抗戦を譲らなかった首長が最初のスサノオと同一人物とは考えられない。

だが、とにかくこの"頭”を消せば王朝にとって話は楽に進む事は間違いなかった。そこで別の種族を丸め込み裏切らせた。

ところがこのスサノオは一種の超能力者だったらしい。絶命するその瞬間、持てる力の総てを吐き出す。この土地総てをその思念で覆い尽くすほどに。

『次こそ勝ってやる。殺し尽くし滅ぼし尽くしてやるぞ』

その怨念だけが残った」



この漫画に出てくるスーさんは祟り神ですね。。。

人として生きたスーさんではありますが。

そして更にこうあります。



「覚えているか『八雲立つ』で始まる素戔嗚尊の歌を。あれは本当は喜びの歌ではない。スサノオに代表される出雲族の呪詛が込められた歌だ」

「八雲立つ 出雲八重垣 妻籠みに 八重垣作る その八重垣を」

「貴様たちが土蜘蛛と蔑む我々はいつか立つ。その為にこの出雲で我々の意思を継ぐ子孫を作り続けよう。きさま達を倒すその日まで、決して破れぬ八重の結界を張り巡らそうぞ」



一般的な喜びに満ちた解説「幾重もの雲が天へと上ろうとしていく わき出でる雲は幾重もの堀をなしていくようだ 愛しき妻の住まう我が家にあの雲のような堀垣を作り君を守り続けよう あの素晴らしい八重垣を」とは正反対ですね。

いつか神話のスーさんが言っていたこととも正反対です→夫婦というもの 古事記のスーさんの場合 その3。

ところで土蜘蛛という表現は、古事記においては忍坂(現・奈良県桜井市)にいた種族「土雲」を討伐したという話で出てきます。

ですが、「蜘蛛」「雲」という字が出雲の雲を彷彿とさせるので、土蜘蛛は出雲を指す、という考えがあるそうです。

この漫画では土蜘蛛は出雲族を指すというスタンスの様です。

で、「この出雲で我々の意思を継ぐ子孫を作り続けよう」と言うセリフから察するに、出雲族が国譲りをした後も出雲大社を造らせてこの地に留まった理由は、いつか再び立ち上がり「きさま達を倒す」為だったのですねぇ。。。



musica 「ねぇスーさん?スーさんって本当はこんなに恐ろしい人なんですか?」

スーさん 「ハハハ!君はどう思うかね?」

m 「私の知っているスーさんは違います」

ス 「ではそれが君にとっての真実だ。君にはその様な私が引き寄せられるだろう」

m 「絶対的なものは?」

ス 「君にとっての真実が今、君の胸の中にあるのだ。それだけが君にとっての真実」

m 「うーん・・・」

ス 「様々な説があって良いのだ。だが、ひとつの説に固執してはならない。それ以上前に進めなくなってしまうぞ」

m 「そうですねぇ・・・」

ス 「君のその胸の中に愛する絶対的なスーさんがいて、それでいて様々なバージョンのスーさんを愉しむ。それが恋のスパイスというものだ」

m 「恋のスパイス・・・?」



明日も続きます。

※恋のスパイスネタではないです。




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by garoumusica | 2015-09-30 05:00 | つれづれ | Comments(0)

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