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出雲国造家 祖神・天穂日命編。

という訳で、古代氏族シリーズの始まりです。



出雲国造家

祖神:天穂日命
神社:出雲大社
祭神:大国主命



本日のテキストは、 


です。



まずは出雲国造家の祖神・天穂日命(アメノホヒノミコト)についてです。

天穂日命は須佐之男命と天照大神が誓約(うけい)をした際に、天照大神の右の美豆良に巻いた勾玉から生れた男の神様で、天照大神の次男坊です。

で、天穂日命がどこで活躍するかと言うと、大国主命に国譲りを打診する時です。

ある時天照大神は「葦原中国は私の子供が納めるべき」等と面倒な事を言い始めまして、天穂日命を地上に下ろしますが、この天穂日命、うっかり大国主に懐柔されてしまいます。



musica 「人たらしですねぇ、おーくにさん」

スーさん 「葦原色許男(あしはらのしこお)だからな」

m 「色を許された男って・・・、さすがいずもっこりと呼ばれる男ですね」

おーくにさん 「その名で呼ぶのは君だけだがね」

m 「ヤダ、主祭神・・・」

お 「主祭神という言葉が淫靡な響きに聞こえたのは初めてだよ・・・」

ス 「葦原色許男は葦原(日本)の色許男(イイ男)と言う意味だよ。葦原色許男だからこそ様々な神や動物に愛され、国を治める事が出来たのだ

m 「色好きな男っていう意味だとばかり思っていました(`・ω・´)+」

お 「君は好色一代男と混同しているのだよ。色と男しか合っていないというのに

m 「あながち間違いとは思えませんけどねぇ・・・(¬_¬)

ス 「ハハハ!(´∀`)

お 「お義父さん・・・(´・_・`)



ちょっと脱線しましたが、記紀においてはダメっ子次男坊として描かれている天穂日命ですが、「出雲国造神賀詞(いづものくにのみやつこのかむよごと)」という寿詞(よごと:天皇に祝賀の意を述べる朗読文)には別の姿が描かれています。

天穂日命は大国主に懐柔されて3年ほど遊び呆け天照大神を裏切ったのではなく、3年間葦原中国を視察し常に高天原に報告を続け、天穂日命の子供である建比良鳥命(たけひらとりのみこと)に経津主神(ふつぬしのかみ)を副えて天降りさせ、国譲りを成功させたとあります。

・・・記紀を創らせた天皇家の人に対して、記紀と全く違う事を書いた祝詞を挙げて許されてるってとこがすごいですよねぇ・・・。

天穂日命は天照大神の次男坊だからこそ許されたのでしょうか?

近い親戚のツッコミみたいな感覚だったのですかね?

まぁその辺は分かりませんが。



そんなこんなで国譲りが成功した後に天穂日命は出雲の国を治める国造(くにのみやつこ)に任命されます。

そして出雲国造家の祖神となったのでした。

めでたしめでたし。



あれ?

終わっちゃいましたけど、これどうするんですか?スーさん?

明日も続くみたいです・・・。

どうなる事やら・・・(;´д`)






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by garoumusica | 2015-10-03 05:00 | 古代氏族 | Comments(0)

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