古代氏族 出雲国造家 神魂神社編。

本日は古代出雲の勢力争いのその後などを書きたかったのですが、私の知識不足の為上手く記事をまとめられなかったので、出雲国造家ゆかりの神社について書いていきたいと思います。



本日のメインテキストはこちら!

千家尊統さんの書かれた出雲大社です。

千家尊統さんは名字でお気づきの通り、第82代の出雲国造を務められた方です。

その方が出雲の神話や歴史、出雲大社の社殿や祭事等をまとめられたのがこの本。

昭和43年の5月に出版されました。

そしてお亡くなりになられたのがこの年の11月。

人生の集大成として綴られたのかもしれませんねぇ・・・。



はい、出雲国造家ゆかりの神社について書いていきます。

今回取り上げるのは松江市大庭町にある神魂(かもす)神社です。



神魂神社は意宇六社のひとつとされています。

意宇六社とは、熊野大社(松江市八雲町)、真名井神社(松江市山代町)、揖夜神社(松江市東出雲町)、六所神社(松江市大草町)、八重垣神社(松江市佐草町)、そして神魂神社(松江市大庭町)を指します。

これらはみな意宇郡にあります。

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神魂神社の社伝には、天穂日命(あめのほひのみこと)がこの地に降りてきた後に創建したとあり、伊弉冊大神(いざなみ)と伊弉諾大神(いざなぎ)を主祭神としています。

ですが千家さんは、この祭神は後世の思考のいたすところ、と言っています。

それは伊弉冊大神を葬ったとされる比婆山を飯梨・母理の山地に設定したから、との事です。

まぁ、なんでこの二人が祭神なのかよく分からない、という事なのでしょう。。。

飯梨・母理に関してはこちらのサイトがおススメです。→Saninサイズ 



ところで今回この神社を取り上げた理由は、この神魂神社は出雲国造家の屋敷があった場所にあり、元々は邸内社(プライベート神社)だったからです。

この神社は出雲国風土記にも延喜式の神社帳にも記載されていないらしいのですが、その理由もプライベート神社だったからだと千家尊統さんは述べています。

ですが、この神社の名前を冠した神が出雲国風土記に載っている、と言うのは中見利夫さん。

彼の著書出雲大社と千家氏の秘密の中で、神魂神社の名を冠した神、それは「神魂命(かみむすびのみこと)」であり、古事記における「神産巣日神(かみぬすびのかみ)」であり、日本書紀における「神皇産霊尊(かむみむすびのみこと)」であるとしています。

神産巣日神といえば、天地開闢の時に天御中主神(あめのみなかのぬしのかみ)・高皇産霊神(たかみむすびのかみ)の次に高天原に出現した、造化の三神の一人とされています。

造化の三神は性別の無い神様とされていますが、この方だけは女神と言われています。

この神様のエピソードとしましては、おーくにさんが兄神らによって殺された時に、おーくにさんのお母さんが神産巣日神にお願いし、神産巣日神に遣わされた蚶貝姫と蛤貝姫の治療によっておーくにさんは生き返りました。

また、おーくにさんと一緒に国造りをした少彦名神は彼女の子供にあたります。

中見さんの本には名前が一緒だから的な事が書いてあるだけで、その具体的な検証が載っていないのが残念ですが、確かにおーくにさんに縁のある神様ですよね。



神魂神社に関する解説はこちらでどうぞ。→Wikipedia

神魂神社に関する画像はこちらのサイトがおススメです。→しまね発 ふるさと通販ショップ 神魂神社って・・・

意宇六社めぐりに関するPDFはこちら(すごく良いです。ぜひパソコンで見てください)→意宇六社めぐりガイド(PDF)




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Commented by で~れ~雨阻 at 2017-03-30 13:10 x
大元出版の本も読んでみませんか?
違う角度からのかいせつがあります。
お試しあれ。^^
Commented by garoumusica at 2017-03-30 19:37
> で~れ~雨阻さん、コメントありがとうございます。

このブログ全体を読んでいれば私が日本神話の虚偽を確信している事がご理解されているかと思いますが、コメントの内容を拝見すると一部の記事にしか目を通されていない御様子。
更に私は大元出版の本も目を通しており、その事に関しても記事を読めば察していただけるはずです。
いただいたコメントを拝見し、以上の事をご理解されていない上、他者のブログのコメントのコピペであった為、失礼ながら性質の悪い本のステマだと判断し削除させていただきました。
申し訳ありませんでした。

さて、私が大元出版の本も目を通しており、内容に関して面白いと感じた上で、で~れ~雨阻さんに質問してみたい事があります。

千家尊統さんの書かれた出雲大社の本の内容に関して反感をお持ちの様子。
勝者側の創り上げた歴史に憤りを感じていらっしゃる事、よく分かります。
ですが、敗者側の人間の書かれた歴史に関して、その信憑性は如何ほどなのか私自身が計りかねています。

1800年近い歴史の中で、敗者側の積年の恨みつらみが無意識のうちに反映されている可能性も無きにしも非ずです。
勝者側の中の人が伝える歴史と敗者側の伝える歴史、どちらが正確なのかという事よりも、両者とも客観性を如何ほどお持ちなのかという事を、私は知る事が出来ないので、どちらの歴史が正しいかという事が分かりかねます。

で~れ~雨阻さんはどう思われますか?
また、どの様な立場でどの様な考えを持って、私に本の紹介をされたのでしょうか?
Commented by で~れ~雨阻 at 2017-03-31 01:56 x
>このブログ全体を読んでいれば私が日本神話の虚偽を確信している事がご理解されているかと思いますが、コメントの内容を拝見すると一部の記事にしか目を通されていない御様子。

確かにその通りです。ごめんなさい。他の記事も探してみます。

>更に私は大元出版の本も目を通しており、その事に関しても記事を読めば察していただけるはずです。

御存じならばすでに目的達成です。すいませんでした。

>いただいたコメントを拝見し、以上の事をご理解されていない上、他者のブログのコメントのコピペであった為、失礼ながら性質の悪い本のステマだと判断し削除させていただきました。

他者のブログのコピペではなく、他者のブログへのコメントのコピペだったわけですが、いずれにしても悪質ですいませんでした。

>で~れ~雨阻さんはどう思われますか?

どちらが正しい正しくないの判断は、証拠などないとなってしまい、出来ないという事になってしまうでしょうか。客観的にと言われると。

私の根底にあるのは、関連する人達の民族性というか持って生まれた性質というか、そういう伝わって来るものが、自分で納得出来る側の味方何だと思います。

戦闘的な民族の移住で出雲族にも後々変化が現れたのは仕方ない事ですが、私が味方している出雲王国側でも、重きを置いているのはどうしても温和なドラビダ出雲族が暮らしていた前期(クナトノ大神の時代~出雲王国8代目)という事になるのだと思います。実際のそれが、想像しているのと合致するかは不確かではありますが。今の時代の日本にはない世界だと思っているからだと。

答えになっていないかもしれませんがこんな感じです。
あと国造家には、中途半端に表面つらだけ、大切な八千矛王を祀る振りをするのはやめてほしい、もう旧出雲王家からの大社はく奪は成功したわけだから、ここは徐福大社だスサノオ大社だとわかりやすくしてほしい。大国主を原出雲の神と勘違いさせて金を抜くのはやめてほしい、こんな思いがあります。言い出したらきりがない・・・、となると思います。勝手に話を作ったり作り変えたり、系図を書き換え流布し、原初からの統治者のように振舞うのはやめろ。祭神の中身を入れ替えて嘘つき商売するな。

こんなところですかね。撤収します。
Commented by garoumusica at 2017-03-31 20:10
> で~れ~雨阻さん、コメントありがとうございます。

撤収すると言われた方に返信するのもなんですが、普段で~れ~さんのような知識をお持ちの方の意見を伺う機会がありませんので、とても良い機会となりました。ありがとうございます。

ついでにもうひとつお伺いしたい事があります。

ネットで出雲千家の男系子孫のY染色体遺伝子のハプログループはD1b2と確定したという記事を目にしました。
これは出雲国造の血を引く人物が、縄文系の遺伝子を持つ土着の民族の末裔である事を示しています。

一方クナトは古代インドのドラヴィダ族出身という事ですので、ハプログループはH、L、Rという事になりますが、これらのハプログループは日本では確認されていません。
大元出版の本によるとクナト直系が向家という事ですが、向家の方達は遺伝子検査をされた事はあるのでしょうか?
現在の日本人にドラヴィダ族由来の遺伝子は検出されていませんが、それはただ、出雲の方が検査をされていないだけかもしれません。

もしもで~れ~さんが向家の方とお知り合いでしたら、Y染色体遺伝子のハプログループの鑑定を薦めていただけないでしょうか?
私はこの様な科学的観点からも、正しい出雲の歴史を日本中に表明出来ると考えております。
よろしくお願いいたします。
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by garoumusica | 2015-10-21 05:00 | 古代氏族 | Comments(4)

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