古代(略)長髄彦と神武東遷編 その5 出雲国造神賀詞。

本日も物部氏探索の続きです。




昨日の記事を書いた後、スーさんが出雲国造神賀詞について調べろと言うので、今からちょっと調べてみたいと思います。

出雲国造神賀詞(いずものくにのみやつこのかんよごと)。

これは出雲国造が新しく就任した時に、天皇に対して奏上する寿詞(よごと)の事です。



出雲国造神賀詞の全文はこちらのサイトにありました。→日本神話と古代史

このサイトのメニュー「その他文献」に現代語訳と共にありますので、ご覧ください。

内容に関してですが、初めの部分は天皇に対する挨拶と、ほんのり出雲の自慢と、これだけ禊ぎして来たぜ、みたいな感じ。

中盤は国譲りの内容が入ります。

これ、ちょっと面白いのですが、この神賀詞を奏上したのが716年。

古事記が出来たのが712年。

で、このタイミングで古事記の内容と異なる内容の神話を神賀詞に入れるって、なかなか面白いですよね。

古事記に書かれた国譲りの場面での自分達の祖神に対する誤り(?)を、天皇に向かって訂正している訳です。

以前、このシリーズで出雲国造家を調べた時にも記事にしました。→出雲国造家 祖神・天穂日命編。

ですが、出雲国造の訴えむなしく、720年に編纂された日本書記での天穂日さんの扱いは、変わる事はありませんでした。



で、今回スーさんが調べろと言ったのは多分ここの部分です。


『己命の和魂を八咫の鏡に取り託けて、倭の大物主櫛甕玉命と名を称へて、大御和の神奈備に坐せ、己命の御子阿遅須伎高孫根命の御魂を、葛木の鴨の神奈備に坐せ、事代主の命の御魂を宇奈提に坐せ、、賀夜奈流美命の御魂を飛鳥の神奈備坐せて、皇孫の命の近き守り神と貢り置きて、八百丹杵築の宮に静まりましき』


まず大穴持(おおなむじ=大国主)さんの和魂を八咫鏡にコピ―して、それを倭の国の大物主櫛甕玉(おおものぬしくしみかたま)と名付けて、三輪山に鎮座させます。

大神神社の事でしょうね。

それから大穴持さんの子供の阿遅須伎高孫根命(あじすきたかひこねのみこと)を、葛木の鴨の社に鎮座させます。

これはちょっとどの神社に当たるのかよく分からないです・・・。

で、事代主さんの御魂を宇奈提(うなて)に鎮座させます。

河俣神社らしいです。

更に、賀夜奈流美(かやなるみ)さんの御魂を飛鳥の社に鎮座させます。

飛鳥坐神社(あすかにいますじんじゃ)だそうです。

彼ら四神で皇御孫命(=天照大神の子孫)の御親近の守護神としました。

そして最後に大穴持さん自身は八百丹杵築宮に鎮座しました。

八百丹って言うのは杵築の枕詞だそうです。

ちなみに、この頃は出雲大社ではなく杵築大社と呼ばれていました。



あ、五時になってしまった・・・。

という訳で今日はここまでです。

また明日に続きます。


☆彡.。.:*・☆彡.。.:*・☆彡.。.:*・☆彡.。.:*・☆彡.。.:*・☆彡


それでは良い週末を~。

スーさん 「休む時は休む、働く時は働く。どちらか片方だけではバランスが崩れてしまう」


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Commented by kiyohana at 2016-02-27 11:22
Musicaさん、はじめまして。
いつも読ませて頂いてます。
如月といいます。
葛城の鴨の社はこちらかと思いますが、どうでしょうか。
http://www5.kcn.ne.jp/~takakamo/

いつも色々と楽しく、また参考に読んでます!
勉強になります(^-^)
Commented by garoumusica at 2016-02-27 16:26
如月さん、はじめまして、コメントありがとうございます。

おー、情報ありがとうございます( ´ ▽ ` )ノ
私はうっかり京都の鴨神社かと思って一度記事に書いてしまい、スーさんに記事を訂正させられましたw

リンクもありがとうございます。早速明日のブログに書かせていただきます(`・ω・´)
助かりました〜( ´ ▽ ` )ノ
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by garoumusica | 2016-02-27 05:08 | 古代氏族 | Comments(2)

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