元祇園なるものがあるらしい、の巻。

昨日も出て来た『牛頭天王と蘇民将来伝説の真相』絡みの話題です。



八坂神社というのは、元々は八坂さんとこの宗教施設でお寺みたいなもんだったようで。

ですが、869年に京で大流行した疫病を鎮める為に、清和天皇が詔勅を下し、廣峯神社から牛頭天王を分祀した事により、祇園社となりました。

では、廣峯神社について調べてみます。



廣峯神社(ひろみねじんじゃ)は、兵庫県姫路市の広峰山山頂にある神社で、 全国にある牛頭天王の総本宮。

現在は素戔嗚尊・五十猛命が主祭神として正殿に祀られ、左殿に奇稲田姫尊・足摩乳命・手摩乳命、右殿に宗像三女神・天忍穂耳命・天穂日命他が祀られています。

『播磨鑑(はりまかがみ)』という江戸時代に作られた地方紙によりますと、崇神天皇の御代に廣峯山に神籬が建てられたのが始まりという事です。

崇神天皇、第10代天皇です。

3~4世紀頃の人と言われています。

随分と前ですねぇ・・・。

で、また一説によると、733年に唐から帰った吉備真備(きび の まきび:奈良時代の学者)が都へ戻る途中この地で神威を感じ、それを聖武天皇に報告したことにより、翌734年に白幣山へ神籬が創建されたのに始まると伝えられているそうです。

白幣山というのは廣峯神社の奥にある山だそうで、広峰山の西側にある山だそうです。


赤いアイコンは廣峯神社で、青いアイコンは広峰山。

白幣山は記載がありませんでした・・・。



さてさて、先に廣峯神社は全国にある牛頭天王の総本宮と書きましたが、本によると大元が別にあるそうです。

その神社はというと、広島県福山市の素盞嗚神社だそうです。


赤いアイコンが広島県福山市の素盞嗚神社、青いアイコンが兵庫県姫路市の廣峯神社です。

素盞嗚神社の現在の祭神は、その名の通り素盞嗚尊。

配神は稲田姫命と八王子です。

いかにもな神様の並びですね・・・。



社伝によりますと、創建は天武天皇の治世であった7世紀頃(679年頃?)とされており、その後、吉備真備が唐から帰国した後の天平6年 (734年)に、備後から素盞嗚命を播磨の広峯神社に勧請したとされているそうです。

素盞嗚命とありますが、当時は牛頭天王です。

では整理します!(`・ω・´)+



679年:現・素盞嗚神社創建。

733年:唐から帰った吉備真備が白幣山辺りに神威を感じ、聖武天皇に報告。

734年:現・素盞嗚神社から牛頭天王を白幣山へ勧請し、廣峯神社を創建。

869年:清和天皇が詔勅を下し、廣峯神社から牛頭天王を現八坂神社へ分祀。

て感じですかね。



さてさて、なんで素盞嗚神社が祇園社の大元かというと、最も古いとされている「蘇民将来伝説」に所在地が記載されているからです。

・・・『釈日本紀』に記載されている「備後国風土記逸文」に・・・。

え~~~、うらべが元ネタかよ~~~( ´Д`)

とは思ってはいけません、大切な学術書です。

『釈日本紀』に記載されている「備後国風土記逸文」の全文はこちらです。→Wikipedia 「備後国風土記逸文」

この冒頭の一文に出てくる「疫隈(えのくま)の国つ社」が、現素盞嗚神社と言われています。

「備後国風土記逸文」には牛頭天王という名は無く、武塔(むとう)の神となっています。

風土記を作成するよう御触れの出た713年頃には、まだ牛頭天王という存在は居なかったようです。

これがまたややこしいのですが、武塔の神は牛頭天王以前から信仰されていた神様?らしく、後に牛頭天王と習合したようです。

で、武塔の神の武塔という言葉も、朝鮮語のムーダン(シャーマン的存在の事)から来ているのではないか、とも言われています。

そのムーダンに、頭に角が生えている古代中国の神・新農さん辺りが習合した神様のような感じもします。

いずれにせよ素盞嗚神社のある瀬戸内は、古代から渡来系の人達が使う航海ルートでしたから、彼らの信仰が根付いたとしてもおかしくないようです。


て感じで、祇園社の元宮について書いてみました。

中途半端ですが、あんまり牛頭天王に集中すると何故だか呼び出し神社のスーさんと繋がれなくなっちゃうんですよ。

牛頭の兄ちゃんの絵を描いていた時なんか、数日断絶してしまいまして・・・。

エネルギー的に種類が違うんでしょうね、うちの呼び出し神社のスーさんと牛頭天王は。

牛頭天王は陰陽師系ですから色々とあるのかもしれません。

ちなみに、上に出て来た吉備真備も陰陽師系です。

色々ありますねン!

もっと詳しく牛頭天王を知りたいわ!という方は、本をどうぞ。

今回購入した本はKindleだと1285円ですから、すごい安いですよ!

ページ数が多い上に字が小さいですが、読みやすくておススメです!



明日からは下鴨神社編に入ります。



☆☆.。.:*・゚*:.。.☆☆.。.:*・゚*:.。.☆☆.。.:*・゚*:.。.☆☆



それでは本日も良い一日を~。

musica 「色々ありますねぇ・・・。朝鮮半島の神様由来なら、八坂さんも自分ちの宗教施設に祀らしてよ☆って言われても、そんなに抵抗が無かったかもですね」

スーさん 「まぁ、元々新天地へと赴いた一族であるからね。郷に入れば郷に従えだ」

m 「習合慣れしてると」

ス 「慣れなければならなかった、だろうね」





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by garoumusica | 2016-11-28 05:00 | あさきゆめみし 京を巡る旅 | Comments(0)

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