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本日はちょっとした疑問について調べてみたいと思います。



私だけかもしれませんが、お稲荷さんと言えば狐の神様だとばかり思っていたのです。

ですが先日行った太鼓谷稲成神社の主祭神は宇迦之御魂神、穀物・農業の神様です。

稲荷神社と言うと商売繁盛、現世利益というイメージがありました。

しかも一度拝むとこれから一生拝み続けなければならない、それを怠ると祟られると思っていたのです。

だから稲荷神社は行きたくない、そんな感じでした。(この記事の出来事が無かったら一生行っていなかったと思います→白狐、コスプレをさせられる。

でも、改めて調べてみると穀物・農業の神様ですし・・・。

なんでこんな誤解が生まれたのかちょっと調べてみたいと思います。



まずは稲荷信仰の総本山・伏見稲荷大社。

こちらは古代氏族の秦氏(はたうじ)の氏神です。

祖神ではありません。

秦氏は新羅(朝鮮)から渡来した集団で、当時(3~4世紀頃?)の日本からすると卓越した技術を持つ技術者の集まりでした。

彼らは日本に須恵器や養蚕・機織りの技術、酒造に医療技術、そして優れたタタラ製法など様々な技術をもたらします。

そんな彼らの氏神が伏見稲荷大社で、主祭神が宇迦之御魂神。


なんかおかしいですね、技術集団の彼らの氏神の主祭神が穀物・農業の神様って・・・。



ちょっと伏見稲荷大社の由来を調べてみたところ、伏見稲荷大社はもともと「伊奈利(いなり)社」と呼ばれていたそうで、『山城国風土記』にはその起源がこう記されているそうです。



秦氏の祖先である伊呂具秦公(いろぐのはたのきみ)は裕福な一族でした。

その事を自慢し伊呂具はいつも偉そうにしていました。

そんなある日の事、伊呂具が餅を的にして矢を射ったところ、その餅は白鳥になって飛び去り山頂に降り立ちました。

すると不思議な事にその地に稲が生えてきました。

それからというもの伊呂具の家運は傾き始め、伊呂具はこれまでの傲慢な自分を深く反省し、稲が生えた地に「伊弥奈利(=稲成り)」の神社を祀りました。



なるほど・・・。

それで穀物・農業の神?

更に調べてみると「伊奈利(いなり)社」を「稲荷」と記すようにしたのは空海さんだとか。

空海さんと言えば8世紀から9世紀にかけて活躍した密教界の大スター!

なんでまた彼が?と思い調べていくと、空海さんは正規の遣唐使の留学僧として唐に行くのですが、どうも私費で行ったようです。

で、そのスポンサーが秦氏だったとかなんとか。

ほうほう・・・。

諸説ありますが空海が古来からの稲荷信仰に荼吉尼信仰をこじつけて、荼吉尼法というのを行って狐神を稲荷と称して勧請したのが「稲荷=狐」の始まりなのだそうです。


長くなったので明日へ続きます。


musica 「昨日思っていた内容とは随分とかけ離れたものになりました・・・(´・_・`)」

スーさん 「フフフ」

m 「なんだか古代氏族の勉強をしている気分です・・・」

ス 「ワハハ!」

m 「ちょっと!」

ヒルコにぃちゃん 「まぁまぁ・・・ヽ(´o`;」


(´・ω・`)人(´・ω・`)人(´・ω・`)人(´・ω・`)


それでは本日も良い一日を!

南方先生 「今日から師走、今年も残すところひと月となったね。それで君は今年最後の月をどう過ごすつもりかい?」




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by garoumusica | 2015-12-01 05:00 | 神社巡り | Comments(2)

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