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秋の神社巡り その5 石鎚神社つづき。

本日も秋神社巡りの石鎚神社編です。



ところでこの神社巡りのご褒美にスーさんから与えられた、古代史研究の最前線 古代豪族という本を月火水の絵のお休み曜日に読んでいましたが、眠い!

無印の人をダメにするソファーに座って読んでいるせいか、気がつけば寝ちゃってて・・・(〃´・ω・`)ゞ

とても面白いのですが、寝ちゃうんですよね~。

よかったら皆さまも読んでみてください☆(←巻き添えにしようとしている)



はい、石鎚神社に関して調べてみます。

石鎚神社は愛媛県西条市にある神社で、西日本最高峰石鎚山を神体山とする神社です。

古代よりこの石鎚山に対する信仰があったそうで、日本七霊山のひとつとされています。

石鎚山は単体の山ではなく、最高峰に位置する天狗岳(てんぐだけ、標高1,982m)・石鎚神社山頂社のある弥山(みせん、標高1,974m)・南尖峰(なんせんぽう、標高1,982m)の一連の総体山を石鎚山と呼ばれています。

奈良時代に上仙法師や呪術者として有名な役小角が開山し、修行道場として知れ渡りましたが、それ以前の紀元前63年崇神天皇が石鎚の峯に神を勧請したと言う伝説もあるそうです。



で、その神というのが石鎚毘古命(いしづちひこのみこと)、伊邪那岐・伊邪那美夫妻の第二子です。

スーさんとアマテルにぃちゃんのお兄さんですね。

そして石鎚毘古命は家宅六神(かたくろくしん)の一人でもあります。



家宅六神とは神道における家宅を表す(または守る)六柱の神の総称で、石鎚毘古命は家の材料である石と土(壁土)を表していると言われています。

(ここからは古事記の漢字表示で行きます)国生みを終えた伊邪那岐・伊邪那美夫妻は大事忍男神(おおことおしお=大事を終えたという意。国生みという大事を終えたよ)を生み、次に石土毘古神(石鎚毘古命=いわつちびこ=石や土の意。壁を表している)を生み、次に石巣比売(いわすひめ=砂や石の意。土台に敷き詰める為に使う)を生み、次に大戸日別神(おおとひわけ=大きな戸口の意)を生み、次に天之吹男神(あめのふきを=天井に屋根を葺くの意)を生み、次に大屋毘古神(おおやびこ=大きな屋根の意)を生み、次に風木津別之忍男神(かざもつわけのおしを=(以上で)風害を防ぐ事が出来るよの意)を生みます。

以上赤字部分が家宅六神で、古事記では国生みの次に住む家を建てる流れとなっています。




私は古事記の中でここの部分がとても好きなのですよ。

『既に国を生みおえて、更に神を生みき。故、生める神の名は、大事忍男神。次に石土毘古神を生み、次に石巣比売神を生み、次に大戸日別神を生み、次に天之吹男神を生み、次に大屋毘古神を生み、次に風木津別之忍男神を生み・・・』

人間の生活を護る礎である家に関するとても大切な事を書いているのに、ものすごく淡々としていますよねw

このツンデレ具合が好きなんです(`・ω・´)+



さてさて家宅六兄弟の長男のいしづっちゃんが愛媛を護る神として遣わされます。

・・・と、書きましたがちょっと違う事に気がつきました。

古事記の国生みの部分に

『伊予之二名島(いよのふたなのしま)を生みき。此の島は、身一つにして面(おも)四つ有り。面毎(ごと)に名有り。故、伊予国は愛比売(えひめ)と謂ひ』

とありまして、この「愛比売」の解釈として、「愛=エ」をア行のエを示す音仮名で読んだ場合は笑(愛)顔・愛らしいの意、「比=ヒ」はお日さま・太陽の意、「売=メ」は女性を表す言葉「ヒルメ」や「ウネメ」の意と言われ、女性の神様を表しているというものと、ヤ行音のエ(音仮名「兄」)を示す音仮名で読んだ場合は、ただ単に年上の方の姫というもがあるのです。

いずれにせよ、愛媛県を護るのは女神さまという事で、いしづっちゃんが愛媛を護る神と書いたのは間違いでした(`・ω・´)。

いしづっちゃんが司るのは石鎚山オンリーって事でokなのでしょうか・・・。



なんだか今日はいしづっちゃんの話だけで終わってしまいました。

これで終わって良いのですかね?スーさん・・・。

明日もこのシリーズの続きですが、石鎚神社の話かどうかは分かりません(`・ω・´)+






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by garoumusica | 2015-10-08 05:00 | つれづれ | Comments(0)

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