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大黒おーくにさんのお立ち台、最終章の巻 その5。

はい、本日もおーくにさんのお立ち台の話の続きです。




齢80にして、嘘に嘘を重ねる人生とは一体どのようなものだったのか・・・。

おーくにさん 「ほら、君が考えるんじゃないよ。君には関係の無い者なんだから、不必要に気を繋ぐな」

musica 「あー、そうですね。でもついつい考えちゃう・・・」

お 「君が不必要に気を繋ぐものだから、スサノオ殿がさっきからずっと高枝切りバサミで気のコードを切っているぞ」

m 「高枝切りバサミって、そこは剣でしょ!」

お 「まぁ、そういう気分なんだろうねw」

m 「どういう気分なんだか・・・。ところでこれからどう対応しましょう?送料の余りを返してもらわない流れに持って行かなければならないんでしょう?」

お 「とりあえず、仕上がり寸法が当初より大きくなってしまったという嘘を指摘しなさい。相手の反応を見なければならないからね」

m 「・・・あのさ、出品者さんに箪笥を返せって言われないですかね?あんまり指摘すると」

お 「それは大丈夫。私のお立ち台だからね」

m 「あーあ、この出品者さんには恨まれるんでしょうねぇ・・・」

お 「いや、これはむしろご褒美だろう。少なくとも私にはご褒美だね!」

m 「高尚なスピリチュアルブログなのに、SMクラブからスカウト来ちゃう・・・。あっ!おーくにさん!高尚高尚!桐の花言葉!」

お 「おっ!高尚な趣味だねぇ・・・。ワハハ!」

スーさん 「・・・」

m 「ごめんって、ちょっと気詰りしてたから息抜きだって・・・」

お 「お義父さん・・・」

ス 「・・・」



はい、という感じでメッセージのやり取りの再開です。

『遠隔地への陸送なので梱包を厳重にしましたら、仕上がり寸法が当初より大きくなり、〇〇運輸ですと梱包代金が無くなる為、変更しました。すみませんでした』への返信です。



『〇〇様は〇〇運輸の160サイズの料金を私に請求されています。

そして今回実際に使用された〇〇の料金も、同じく160サイズの料金でした。

よって、〇〇様の仕上がり寸法が当初より大きくなったという説明は矛盾しております。

ですので2.000円の返還を求めます。

私は〇〇運輸の送料として〇〇様に請求され、〇〇様に〇〇運輸の送料として4.000円を支払いました。

私は〇〇様にクレーマー扱いを受ける様なおかしな主張をしておりますでしょうか?』



そして出品者さんからの返信。

『定価30万の民芸箪笥ですが、元値の5%で販売しましたが、厳しいお叱りを受けております。

一旦、お支払いに応じておられるのに、到着後、何のご連絡もなくいきなり評価にて数値を掲載してこられ、困惑しています。

この評価欄は、各ユーザーは、削除できないのですよ。

すみませんが、これ以上の交渉には応じかねます。

ご返品されても揉めますので、ご容赦ください』



厳しいお叱りか~・・・。

わたしは矛盾点を淡々と指摘しているだけなのに、出品者さんにとっては厳しく叱られてるって感じるんだ・・・。

今記事を書いていて、叱るってどういう意味なのか気になったので、ちょっと調べてみます。

叱ると言うのは、

「良い方向へと導こう」という指導の意味があり、

指導する人と指導される人という関係が無いと成り立たない言葉である為、

「子供を叱る」「部下を叱る」の様に必ず目下の者に対して使われる、

との事・・・。



お 「この者は決して君に指導されているとは思っていない。また君を目下の者だとも思っていない。ただ責められていると思っている。だがこの言葉を選んだ辺り、潜在意識下では今回の出来事の意味を分かっているのだ」

m 「私には指導しているつもりも、良い方向へと導こうと言う高尚な意図もありませんでしたが」

お 「君自身には無いとしても、彼の守護・ガイドの者にはある。そしてその心に君が応えているのだから、潜在意識下でその様に理解してもおかしくなかろう?」

m 「て言うか私、見ず知らずの人の守護さんにまで手の平コロコロされてたの?」

お 「それは私が了承済み」

m 「ガッデム!」



はい、という事で話を当時に戻します。

返信をひとつずつ吟味です。

『定価30万の民芸箪笥ですが、元値の5%で販売しましたが』

m 「あー・・・、妙に安く出品されてると思ったら、この人は定価を勘違いしてたんだ・・・」

お 「この者は現在販売されている同じ様な商品の値段を参考にしたのだね。だが、我々はまったく同じ商品が54万で売られているのを知っている。これはこの者が物の価値を見誤ったのだ」

m 「元値の5%で販売するつもりだったのだったら、本来なら2万7千円で売りに出されるはずだったんだ・・・。て言うか、これ黙ってたら私達の方が詐欺っぽくない!?」

お 「それは無い、この者のミスだ」

m 「価値を知ってる者勝ちみたいなやり方は好きじゃないです」

お 「素人同士のやり取りならばそうだろう。確かに君はその信条に則って行動している。だがこの者はプロだ。君とは立場が違う。それにこの者の守護の者とは話がついている」

m 「人としてはなんだか納得がいかない・・・」

お 「私のお立ち台なのだから納得いかなくてもよろしい。さぁ、返信を検証して行こう」



『一旦、お支払いに応じておられるのに、到着後、何のご連絡もなくいきなり評価にて数値を掲載してこられ、困惑しています。

この評価欄は、各ユーザーは、削除できないのですよ』

『一旦、お支払いに応じておられる』って・・・。

出品者さんは先のメッセージに書いた、『私は〇〇運輸の送料として〇〇様に請求され、〇〇様に〇〇運輸の送料として4.000円を支払いました』という一文の内容が理解出来ないみたいです。

何度も指摘しているのに何で理解出来ないんだろう?



お 「そこに理解を示すと、自分が送料詐欺をしている事を認めねばならないからだ。不正をしている自分を認めたくないのだ」

m 「先のメッセージにあった、『他の箪笥等を販売されております方の送料をご覧ください』『加算額は、通常の常識範囲と思いますが』という文章。これって他の人もやってる事だから自分がやっても問題無いって言う理論ですよね」

お 「『赤信号、みんなで渡れば怖くない』というやつだね」

m 「どういう心理なんだろう、ちょっと調べてみよう・・・。えーっと、リスキーシフトってやつみたいですね。wikiによると、

『普段は穏健な考え方をし比較的節度を守って行動する事の出来る人が、大勢の集団の中では、その成員が極端な言動を行ってもそれを特に気に掛けもせずに同調したり、一緒になって主張したりするようになっていく事をいう』

なるほど・・・」



返信の内容に戻ります。

評価欄に記載をしたのは、この出品者がメンツや肩書にこだわる性格だと判断したので、必ずメッセージに返信をせざるを得ない状況に追い込む為でした。

これは計画通りです。



『すみませんが、これ以上の交渉には応じかねます。

ご返品されても揉めますので、ご容赦ください』

え?なんで『交渉には応じかねます』って、被害を受けている側の言い方をするの?

そして・・・、



m 「返品しないでくれって・・・」

お 「君の懸念していた件は解消されたね」

m 「・・・。そろそろ返金を諦める形に持って行きたいのですが。て言うか、出品者さん返金の話を無かった事にしてない!?」

お 「まぁ、向うとしては上手い事話を持って行ったと思っているよ」

m 「じゃあ今回のこの人の試験は・・・」

お 「君には教えられないが、まぁ思っている通りだと思って良い」

m 「・・・」

お 「ではそろそろやり取りを切る形に持って行こう」

m 「なんか最後に一言言ってやってもいい?て言うか止めるな!おーくにさん!」

お 「・・・」

という訳で言わせてもらいました。

お 「言わなければ君の株も上がるというものなのに・・・」



以下長文注意です。

『〇〇様、私は「厳しいお叱り」などと言われる様な発言をしておりますか?事実を淡々と述べているだけではありませんか?何故〇〇様が被害者面をされるのでしょうか?この言い方は避けてきましたが、いわゆる「送料詐欺」にあったのは私の方です。

評価は変えられない、その通りです。ですが私は事実以外は書いておりません。しかも「他の方と間違えられた様で」と、〇〇様を責めない様に記入致しました。

いいですか?送料詐欺をしたのは〇〇様の方ですよ。自分の行為すら冷静に判断することは出来ないのですか?定価30万の民芸箪笥を元値の5%で販売されたのは、〇〇様の判断ではありませんか?梱包代と言うのならば、送料詐欺などなさらずに商品代に加算すれば良かったのではないでしょうか?それをしなかったのは、販売価格が高いと売れないからではありませんか?〇〇様が被害者面するのはおやめください。

よっぽどお金にお困りの様ですので、880円だけ返すと言われていましたが、お金は差し上げます。

生活の足しにしてください



お 「最後の一文はただのイヤミではないか・・・」

m 「おうよ!悪い!?」

お 「君の徳がなぁ・・・」

m 「これが私の本性なんだから仕方ないでしょ!」

お 「君の成長の機会でもあったのだが・・・」

m 「しゃーない、しゃーない!」

お 「スカウトが来るぞ・・・」



という感じで箪笥騒動は終わりました。

そしてふと気が付いたのです。

私、この箪笥に対して負の思いを抱いていない・・・。

これだけのやり取りがあったのに、箪笥を見て嫌な気分になるとかこのやり取りを思い出すとか、一切無い!

・・・なんだかおかしくない?



明日に続きます。

明日こそラストです。



`○´艸`○´艸`○´艸`○´艸`○´艸`○´艸`○´



それでは本日も良い一日を~。


m 「ねぇスーさん!なんで高枝切りバサミ?」

ス 「ハハハ、盆栽が趣味なんでね」

m 「えっ!盆栽?初耳・・・」

ス 「君は忘れているかもしれないが私は木の神だよ。木を育てるのは好きだ」

m 「あっ!そうでしたね!」

ス 「その昔、娘と二人暮らしをしていた時があってね。なに、娘がいた時には酒を飲んでゴロゴロしているばかりだったが、ある時突然娘が去ってしまってね・・・」

m 「それって・・・」

お 「・・・」

ス 「根の国って所に住んでいたんだが、娘が去ってからはひと気が無くなってしまってね、寂しくてどうしようもなかったのだ・・・。そんな時に周りの生命、野の花や草、そして木々に気が付いた。彼らも私と同じ様に生きているのだと。まぶしかったよ・・・、生命の輝きだ・・・。それからだよ、私が植物の手入れに没頭したのは」

m 「へぇ・・・」

お 「・・・」

ス 「ハハハ、もちろん当時はこんな便利なはさみは無く、余計な枝は剣で切り落としたものだ。・・・葦原色許男君」

お 「はい!」

ス 「君は私が高枝バサミを使う理由を『そういう気分なのだろう』と言っていたね」

お 「・・・はい」

ス 「まさにその通りだよ。当時の事をついつい思い出してしまったよ、私は・・・」

お 「・・・」

m 「まさかこんなオチが待っているとは・・・」







Commented by 貴子 at 2017-10-05 14:50 x
天職 コメディアン?
Commented by garoumusica at 2017-10-05 22:26
> 貴子さん、コメントありがとうございます。

スーさん・おーくにさんペアは、いつもこんなもんです。
Commented by わさび at 2017-10-06 08:59 x
わあ、予想をうわまわるハラハラ読み応えのある展開です!
なんとか理解してー!己の所業を振り返って!反省してくれ!と相手側をフォロー?してあげたくなるくらいです。

一度やらかしてしまった不誠実な対応は、認めるのもやり直すのも大変なんでしょうけど。

ムジカさんもここまで指摘してあげてるのにね〜…女王様キャラの仮面までかぶって!ん?いや、素顔か笑?

そして、前フリと締めのコントがうますぎです笑!娘がいなくなってしまってからの盆栽‼︎高枝切りバサミがわりの剣!ツボだらけです…笑
Commented by garoumusica at 2017-10-12 23:55
> わさびさん、コメントありがとうございます。返信が遅くなってすみません。

>前フリと締めのコントがうますぎです笑!
私もなんで高枝切りバサミ!?って感じでした。
ギリギリでブログを書いているので、流れとか全然読めない中でやり取りをしながら書いているので、最後に来てそういう事だったの!?ってなりました。
面白いおっさんsです。

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by garoumusica | 2017-10-05 05:00 | Comments(4)

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