糸魚川翡翠の原石を買う、の巻。

先日書いた石が売れなかった時に購入した翡翠。

その中に糸魚川翡翠の勾玉がありました。

翡翠の美術館でも販売されているという老舗の石屋さんの物なので、多分品質は良いはず。

ですが手に取って見ると非常に仕上がりが悪い・・・。

背中側はボコボコしてるし、磨きも中途半端。

どうも糸魚川翡翠の工房では手磨きが重要視されている様なので、多分その為だと思われます。



ミャンマーの翡翠がピカピカなのはワックスを塗っているからとか、着色をしてるからとか、ネットで糸魚川翡翠のお店を覗くと大抵書いてあります。

確かに外国の物は着色物は多いですし、樹脂が充填してあるものも多い。

ですけど私は知っています。

このブログにも書きましたが、無処理のミャンマー翡翠を煮込んでワックスを取っても、翡翠自体はピカピカに磨いてある事を。

翡翠独特の石の表面の凹みの様なものは出て来ますが、それ以外はよく磨いてあります。

それを知っているのでこの勾玉の磨きには満足出来ない・・・。

ネットで糸魚川翡翠の磨き方を調べてみると、紙やすりでの仕上げが3000番で終わっています。

ですが本当に美しい糸魚川翡翠を売っている人は30000番まで使っていらっしゃいます。

なのでこの勾玉を自分で形成し直して磨いてみる事にしたのです。



私が持っている紙やすりは15000番まで。

形は鉄で出来た彫金用の物で大胆に削ります。

それから番数の低い紙やすりから順番に磨いていき、最終的に15000番まで磨きました。

結果、ワックスを塗っていなくてもミャンマー翡翠レベルの艶々な勾玉に!

3000番以降の紙やすりを使ってもあまり変化が無いとネットでは見かけましたが、4000番から6000番へ移行した時の手触りの変化は感動を覚える程。

10000番から15000番へ移行した時も、感動レベルの変化がありました。

とぅるんとぅるんな勾玉が出来上がりましたが、トータルで30時間もかかってしまいました・・・。

時給1000円で働いたとしても3万円。

それに販売価格には材料費や諸費が含まれますから、売り出し価格は相当な額になるはず。

しかも今回磨いた翡翠はレベルの高いものではありませんでした。

そういうのを考えると、初めの雑な勾玉になるのも良く分かります。

質の良い翡翠ではないから高くすると売れない。

価格を抑える為に短時間で仕上げると、どうしても手抜きな勾玉になる。

商売って難しいですね。



それにもしかしたらマットな仕上がりの方が美しいと感じる人もいるかもしれません。

古代の勾玉はきっとマットだったはず、という信念で作られている職人さんもいるかもしれない。

これはもう個人の感性の違いだから、とぅるんとぅるん磨きとマット磨きどちらが良いという事も無い。

私自身はワックス無しでも翡翠は艶っつやになる事を知っているから、そのポテンシャルを発揮させてあげたいと思ってついつい磨いてしまった。

そしてこれからも糸魚川翡翠を購入したら自分で磨き直すと思う。

で、そこまで考えたところで、これって職人さんに非常に失礼だなと思ったのです。

勾玉ひとつにしても、職人さんにとっては作品な訳です。

それを形が悪いとか艶が悪いって言って作り直すのは非常に失礼(なので磨き直した勾玉の画像は載せない事にしました)。

何よりそれを前提にして購入しようとするのは、多分冒涜に近い・・・。



という事で、糸魚川翡翠の原石を購入しました。

じゃん!

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手前が青翡翠で後ろがラベンダー翡翠です。

オクで評価が高い新潟の人から購入しました。

青翡翠が2000円、ラベンダー翡翠が3500円です。

メール便が使えたので、思っていたよりも結構安かったです。

青翡翠の方は横が3センチの大きさなので、こじんまりとした勾玉ひとつなら出来そう。

磨くだけで30時間なんでいつ出来るか分かりませんが、のんびりチャレンジしてみようと思います。



(・v・)ノ(゚∀゚)ノ (゚д゚)ノ(´x`)ノ(゚_っ゚)ノ(・v・)ノ



やっと暖かくなりました!

それでは良い一日を~。

あ!稲田姫物語ですが、牛頭天王を描き始めたら脳が絵寄りになってしまったようで、文字化が思うように進みません・・・。

もう少しお待ちください・・・。






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by garoumusica | 2018-02-15 06:04 | つれづれ | Comments(0)

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