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はい、お久し振りの稲田姫物語です。




スサノオは岩陰から姿を現すと、己の亡骸を燃やす炎を前にする亡者達を改めて見つめた。

オロチに喰われ、とうの昔に死んだ者達。

その肉体はオロチの体内にて異形化し、オロチの死後スサノオの手によって取り出され、そして火をつけられた。

それは弔いの意を込めての事だったが、実際には黄泉へと渡る事も出来ず、また、帰る肉体を失った亡者の御霊を迷わせただけであった。



(彼らは今何を思い、何故迷うておるのか。

彼らは今何を思い、己の亡骸を見つめているのか)

スサノオは己の亡骸を見つめる彼らの心情を、自分自身に置き換え、慮る。

(いつの日にか私もこの命が尽きてこの世を去らねばならぬ日が来る。

その時に私は何を思うだろうか)

それはスサノオにとって初めて考える内容だった。

そもそも己が死ぬ可能性があるという事に気がついたのも、オロチ退治を申し出、起こり得る限りの可能性を考えた末に、ようやく思いついた程だ。

それ程までに、死とはスサノオにとって縁遠い出来事であった。

(私は何があれば迷わずに黄泉へと旅立てるだろうか)

ふとスサノオは、昨日クシナダに抱きしめられた時のあの温もりを思い出した。

あの、母の腕に抱かれているかの様な安心感を。

(あぁ、そうだ。

あの安らぎ中で息絶える事が出来たなら、私は至福のうちに黄泉へと旅立てるだろう。

きっとあのオロチの犠牲となった者達にも、その様な存在がいるはずだ。

その存在を彼らに思い出させる事が出来れば、母上の御手を煩わせずに黄泉へと送る事が出来るかもしれない)



そう思いついた瞬間、スサノオの胸に再び母の温もりが広がった。

(母上?)

スサノオは唐突に宿った温もりに違和感を覚えた。

(何か仰りたい事でもあるのだろうか…)

スサノオとイザナミの間では、スサノオとアマテラスとの間で行う様な明確な意思の疎通が出来ていなかった。

しかし、それは無理もない事だ。

スサノオとイザナミが交流し始めたのは、つい先程の事なのだから。

スサノオとアマテラスの間を繋ぐ縁が巨木の幹の様な太さだとすると、イザナミとの間に結ばれた縁は蜘蛛の糸の様なものだ。

交流を繰り返すうちにその糸は巨木の幹の様になるだろうが、一朝一夕にという訳にはいかない。

今はどちらのものともつかぬ程の、肉体・感情の微かな変化のみが頼りだ。



スサノオはイザナミのもたらした温もりの意図を探る為に、すべての感覚を胸に集中させる。

(温もりと共に微かに感じるのは、何か焦れる様な感覚だろうか…)

何故イザナミが焦れる様な感覚を送って来たのか。

スサノオはその感覚が訪れる直前に考えていた内容を手繰り寄せる。

(私が直前に考えていたのは、母上の御手を煩わせずに彼らを黄泉へと送れないだろうかという事だった。

あの感覚がそれに対する返答だとすると、母上は己を頼れと仰っているのか?)

再びスサノオの胸に温もりが広がる。

その反応にスサノオは思わず笑みをこぼしてしまった。

何故ならば、この温もりはその解釈で合っていると言いたいが為にもたらされたものだと、直感の内に理解したからだ。

(姫君といい、姉上といい、そして母上といい、私の周りのおなごの心根はなんと勇ましく、なんと心強いものか)

そう思い苦笑いを浮かべた次の瞬間、スサノオはハッと重大な事実に気がついた。

(いや、違う。私の周りに限った事ではない。

おのこはおなごから産まれ、おなごに育てられ、おなごに愛され、おなごに支えられ、おなごに子を産んでもらい、おなごの元へと還る。

そう考えると、総てのおのこは総てのおなごに頭が上がらぬではないか)

初めて気がついたその事実に、スサノオは脳天を突かれたかの様な衝撃を受けた。

そしてその衝撃には、得も言われぬ感動も含まれていた。



新たな気づきがもたらした衝撃の大きさに、暫しの間固まっていたスサノオだが、やがてその表情を引き締め前を向いた。

(私がおなごに勝るのは図体だけだ。ならばその責を果たすのみ)

スサノオは万が一の事態に備え、愛用の剣・天の十握の剣(あまのとつかのつるぎ)をしっかりと握り締めると、いよいよ燃え盛る二つの炎に向かって歩み出した。

己の為すべき責を果たす為に。

スサノオは一歩、また一歩と迷える亡者達に近づいて行く。

彼らもスサノオが近づくたびに、ひとり、またひとりとスサノオの方へと顔を向ける。

そしてその場に居る亡者達総ての視線がスサノオへと向いた時、スサノオは足を止めた。

亡者達を照らすふたつの炎は、スサノオをもまた照らしている。



*:..。o○☆○o。..:*゜*:..。o○☆○o。..:*゜*:..。o○☆○o。..:*



本日の内容はチャネリング初歩講座という感じでした。

今回の内容はどうしても挿絵を描きたかったのですが、羽生選手の絵に時間をとられて描く暇がありませんでした・・・。

だって時間が無いんですもん!。・゚゚ '゜(*/□\*) '゜゚゚・。

ひどいよ、スーさん!←八つ当たり。

画像はしっかりとあり後は絵にするだけなので、そのうちこっそりと投下しようと思います。

それでは本日も良い一日を~。









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by garoumusica | 2018-02-27 05:00 | 稲田姫物語 | Comments(0)
ぼちぼち稲田姫物語の続きを載せたいところですが、昨日は病院で仕上げが出来ず、金曜も病院できっと仕上げが出来ない・・・。

なので描き始めた牛頭天王の絵をほったらかしにして描き始めたこの絵を投下。

じゃん!

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羽生結弦選手です。

先日のオリンピックでの演技を見た絵描きの9割は、絵描き魂をくすぐられた事でしょう・・・。

ええ、私もくすぐられました。

同じ日本に居る者同士、こっちを先に描いても牛頭天王は許してくれるはず。



ところで、この絵を母と祖母に見せて羽生選手に見えるかと聞いたところ、見える事は見えるようですが本物よりも男っぽいとの事・・・。

こういうちょっとしたところで私の性癖じゃなくて好みが出てしまうようです。

なんだろうな、実物よりもちょっと目が大きいのかな・・・。

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眉毛が濃く見えるのかな・・・。

難しいものです。

それにしても今年は311イラストが無いから自由に描けていいな~、などと思っていたところ・・・、



スーさん 「?」

musica 「え?」

ス 「ん?」

m 「えっ?」

ス 「この者の出身地は・・・」

m 「あっ!仙台・・・」

ス 「ハハハ」

m 「まさかこの絵が今年の311イラスト?」

ス 「私は何も言っていないぞ?だが君がそう思ったのならそうしなさい」

m 「えっ!今から311に間に合わせるのですか!?もっと早く言ってよ!」

ス 「君がこの絵を描きたいと思ったのは、オリンピックでの演技を見たからであろう?」

m 「そうですけど・・・」

ス 「衝動で描き始めたのなら、衝動のまま仕上げなさい」

m 「また手の平コロコロ・・・」



(・v・)ノ(゚∀゚)ノ (゚д゚)ノ(´x`)ノ(゚_っ゚)ノ(・v・)ノ



それでは本日も良い一日を~。

安倍晴明と言えばキツネから生まれたという伝説がありますね。

という事で、じゃん!

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ケモ耳~~~。



ス 「そんな事をしている暇があるのなら・・・」

m 「息抜きですよ~」





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by garoumusica | 2018-02-21 05:00 | らくがき | Comments(0)
先日書いた石が売れなかった時に購入した翡翠。

その中に糸魚川翡翠の勾玉がありました。

翡翠の美術館でも販売されているという老舗の石屋さんの物なので、多分品質は良いはず。

ですが手に取って見ると非常に仕上がりが悪い・・・。

背中側はボコボコしてるし、磨きも中途半端。

どうも糸魚川翡翠の工房では手磨きが重要視されている様なので、多分その為だと思われます。



ミャンマーの翡翠がピカピカなのはワックスを塗っているからとか、着色をしてるからとか、ネットで糸魚川翡翠のお店を覗くと大抵書いてあります。

確かに外国の物は着色物は多いですし、樹脂が充填してあるものも多い。

ですけど私は知っています。

このブログにも書きましたが、無処理のミャンマー翡翠を煮込んでワックスを取っても、翡翠自体はピカピカに磨いてある事を。

翡翠独特の石の表面の凹みの様なものは出て来ますが、それ以外はよく磨いてあります。

それを知っているのでこの勾玉の磨きには満足出来ない・・・。

ネットで糸魚川翡翠の磨き方を調べてみると、紙やすりでの仕上げが3000番で終わっています。

ですが本当に美しい糸魚川翡翠を売っている人は30000番まで使っていらっしゃいます。

なのでこの勾玉を自分で形成し直して磨いてみる事にしたのです。



私が持っている紙やすりは15000番まで。

形は鉄で出来た彫金用の物で大胆に削ります。

それから番数の低い紙やすりから順番に磨いていき、最終的に15000番まで磨きました。

結果、ワックスを塗っていなくてもミャンマー翡翠レベルの艶々な勾玉に!

3000番以降の紙やすりを使ってもあまり変化が無いとネットでは見かけましたが、4000番から6000番へ移行した時の手触りの変化は感動を覚える程。

10000番から15000番へ移行した時も、感動レベルの変化がありました。

とぅるんとぅるんな勾玉が出来上がりましたが、トータルで30時間もかかってしまいました・・・。

時給1000円で働いたとしても3万円。

それに販売価格には材料費や諸費が含まれますから、売り出し価格は相当な額になるはず。

しかも今回磨いた翡翠はレベルの高いものではありませんでした。

そういうのを考えると、初めの雑な勾玉になるのも良く分かります。

質の良い翡翠ではないから高くすると売れない。

価格を抑える為に短時間で仕上げると、どうしても手抜きな勾玉になる。

商売って難しいですね。



それにもしかしたらマットな仕上がりの方が美しいと感じる人もいるかもしれません。

古代の勾玉はきっとマットだったはず、という信念で作られている職人さんもいるかもしれない。

これはもう個人の感性の違いだから、とぅるんとぅるん磨きとマット磨きどちらが良いという事も無い。

私自身はワックス無しでも翡翠は艶っつやになる事を知っているから、そのポテンシャルを発揮させてあげたいと思ってついつい磨いてしまった。

そしてこれからも糸魚川翡翠を購入したら自分で磨き直すと思う。

で、そこまで考えたところで、これって職人さんに非常に失礼だなと思ったのです。

勾玉ひとつにしても、職人さんにとっては作品な訳です。

それを形が悪いとか艶が悪いって言って作り直すのは非常に失礼(なので磨き直した勾玉の画像は載せない事にしました)。

何よりそれを前提にして購入しようとするのは、多分冒涜に近い・・・。



という事で、糸魚川翡翠の原石を購入しました。

じゃん!

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手前が青翡翠で後ろがラベンダー翡翠です。

オクで評価が高い新潟の人から購入しました。

青翡翠が2000円、ラベンダー翡翠が3500円です。

メール便が使えたので、思っていたよりも結構安かったです。

青翡翠の方は横が3センチの大きさなので、こじんまりとした勾玉ひとつなら出来そう。

磨くだけで30時間なんでいつ出来るか分かりませんが、のんびりチャレンジしてみようと思います。



(・v・)ノ(゚∀゚)ノ (゚д゚)ノ(´x`)ノ(゚_っ゚)ノ(・v・)ノ



やっと暖かくなりました!

それでは良い一日を~。

あ!稲田姫物語ですが、牛頭天王を描き始めたら脳が絵寄りになってしまったようで、文字化が思うように進みません・・・。

もう少しお待ちください・・・。






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by garoumusica | 2018-02-15 06:04 | つれづれ | Comments(0)
本日の本館で台湾のガラス工芸品の特集をしました。




これは以前、別館ブログにも載せた台湾のガラス工芸品の琉璃です。


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先日台湾で大きな地震があったので、応援の意味を込めて台湾の工芸品を特集してみました。










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by garoumusica | 2018-02-10 05:00 | つれづれ | Comments(0)
ちょっと前の話ですが、年末年始に2週間近く石が売れなかったんですよ。

1週間くらい売れないのはうちでは時々ある事なので気にしてなかったんですが、10日を過ぎたあたりから、あれ?なんかおかしくない?って思うようになりまして。

寒い日が続いて石の更新もしていなかったですし、私のエネルギーが停滞していたのだと思います。

で、そろそろ本格的にエネルギーを動かさないとヤバイ!と思い、その時にサイトに貯まっていた現金化していなかった売り上げを意識して、お金をパァーッと使う事にしたのです。

何を購入したのかと言うと、まぁ石です(о´∀`о)

翡翠の勾玉とか、翡翠のブレスレットとか、翡翠のバングルとか。

あとは出雲産の瑪瑙を何個か。

それから瑪瑙で出来たカメオ。

本当にパァーッと使いました。

ほとんどがメルカリでですけど。

だって、何万もする出雲産の瑪瑙が、未使用で2千円とかそんなんですもん。



で、貯まっていた売り上げと同じ金額を使い切った翌日に、石がまた売れ始めたのです。

面白いもんですよね。

エネルギーって停滞すると現実も停滞しちゃいますから。

で、エネルギーを動かそうと思ったら現実を動かさないといけない。

最近寒いんで、暑いわ寒いわの場所に置いてあるパソコンを触りたくなくて、石屋の更新をしていなかったらやっぱり売れない。

最近、寒さが厳しくてやる気が無かった為か全然気がつかなかったんですけど、また2週間くらい売れてなかったのです。



ちなみに昨日のお昼の気温。

左上がうちの地元で、あとは住んでた所とか行った事のある場所とかこれから行く場所とか縁のある場所とか。

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さんむいわ~~~。



仕方ないので幾分寒さの和らいだ時間に石を何個か更新したら、半年近く売れていなかった高額な石が何故か売れてくれました。

やったぜ(`・ω・´)



●´I`●´I`●´I`●´I`●´I`●´I`●



それでは本日も良い1日を〜。

寒くて辛い日々ですが、お互い生きていきましょう〜。








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by garoumusica | 2018-02-07 05:55 | つれづれ | Comments(0)
5日はサボるって記事を書いたばかりですけど、昨日見かけた記事に驚いて思わず記事を書いています。



タイトルの通りなんですけど、皆さまはただ今日本の海が危機に直面しているのって知っていましたか?

私は全く知らなかったです。

昨日の事なんですけど、とあるブログにお伺いしたところ次のようなショッキングなタイトルの記事が目に飛び込んできました。


なんのこっちゃと思いながら記事を読み進めていくと、次のような事故が起きていた事が分かりました。

先月の6日に中国沖(つまり日本近海)でイラン企業所有の石油タンカーが貨物船と衝突・炎上し、14日に沈没する事故が起きていたのだそうです。

そして現場海域で最大約130平方キロにわたって原油が流出したのだそうです。

沈没した同タンカーは軽質原油13万6000トンを積載しており、15日午後の時点で、現場を起点に長さ約18.5キロ、幅約7.4キロの範囲に油が広がっているそうです。

専門家によると1回で海洋流出したコンデンセート(天然ガスの産出時に生じる天然ガソリン)の量としては史上最多と指摘されているそうで、「これまでの史上最悪の海洋環境事故を上回る事が起きるかもしれない」との事・・・。



中国沖で起きたタンカー事故を何で記事にするの?と思われるかもですが、イギリスの海洋センターが「緊急海洋模型シミュレーション」の実施をして発表した予測図によると、

「その影響のほとんどを日本が受ける可能性」

が出てきているそうなのです。

んな馬鹿なという感じですけど、黒潮・・・、黒潮に乗って日本に流出した非常に有害なコンデンセートが拡がってしまいそうなのです。

「緊急海洋模型シミュレーション」の画像はリンク先に載っていますので、是非目を通しておかれる事をお勧めします。

国内で原油流出の報道がほとんどされていないようなので、記事にしてみました。

物事を把握するという事が大事だと私は考えているからです。



で、把握しても私に出来る事はありません。

私が心配しても流出が止まる訳でもないですから。

が、ふと分かった気がしたんです。

先日載せたスーさんの腕入り観音天珠が今、私の腕にある訳が。

そういえば、スーさんって海神だわって。

多分今、うちにいてくれてる得体の知れないようなスーさんでさえ、現地に出張してるんだと思います。

ちょっと離れるけれども右腕は既に君の内にあるから、その事は忘れてくれるな。

この天珠はそういう事なのかもしれません。

相変わらず過保護なスーさんです。

私の事は気にしないで大丈夫です。

いつもは守護として私の事を考えてくれているかもしれませんが、どうぞ今は海の事だけを考えてください。

無理はしないで欲しいですけど、今無理をしないでいつするの?って感じでしょう。

ですので、ご武運を心よりお祈り申し上げます。



実は1週間前に、スーさんに言われて事故現場からほど近い沖縄から黄色い龍の天珠を購入していました。

おまけで白い龍の天珠もいただきました。

それから東日本の震源にほど近い宮城出身の観音天珠が京都経由でやって来ました。

更に既に原油が漂着している宝島のある鹿児島から、薬師如来さんの天珠も届きました。

これは先日記事にしたヒーリングを受けた時に見ていただいた私の高次元シンボルに、薬師如来さんの梵字が出てきたのでその縁かと思っていましたが、今思うとちょっと違うかもしれません。



私に出来る事と言えば、必要以上の心配をせずに、また上の人達の事を必要以上に考えず、ただこれらの与えられた天珠を愛でる事と、スーさんが安心して出張出来るよう健やかに過ごす事。

スーさん、おっさんsの皆さま、お手数をおかけしますが日本の海をよろしくお願いいたします。









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by garoumusica | 2018-02-01 05:00 | つれづれ | Comments(4)

目に見えない厳ついおっさんと絵描きの会話。それから大変申し訳ありませんが、本サイト内の画像、写真の無断転載・転用を禁止させていただいております。


by musica